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自由人の空旅 マイルと共に

ANAマイルとか、特典航空券とか、SFC(スーパーフライヤーズカード)とか?…そして自由な旅を。

わざと最小限のマイ・ペイすリボ手数料を発生させて更にマイル(ボーナスポイント)を増やす

先日の記事で三井住友カードが発行するANAカードの年会費を減額させる方法を書きました。
www.milagefreeman.com

その中で、年会費割引を享受するためには「マイ・ペイすリボに申し込むことが必須ですよ」「毎月の支払い額設定を大きく上げておけば事実上1回払いです」と紹介しました。
ですが、マイ・ペイすリボを最大限活用すれば、より効率良くマイルを増殖させることが可能なんです。
金利を発生する状態を毎月維持すれば、通常の約1.3倍から1.7倍ものマイル相当のポイントを獲得することができます。
リボに抵抗感のある方にとっては「金利がアホみたいに高いから手を出すのは危険」とか「イマイチ仕組みがわからないから危険」とかネガティブなイメージしかない中で「金利が発生」とはさすがに穏やかではありませんよね。
リボって言葉が付いてくるだけでも不安感や抵抗感があるけど事実上1回払いで年会費割引になるなら問題ないと渋々受け入れても、金利を発生させろと言われたらドン引きです。オイラも以前はそうでした。
でも実は不安感や抵抗感って知らないからこそ起きる感情です。世の中なんでもそうかもしれません(命を奪われる事態とかは別ですが)。
という訳で、このマイ・ペイすリボを徹底的に理解してより多くのマイルを獲得しましょうってのが今回のお話です。

ワールドプレゼント

ワールドプレゼントとは、三井住友カードが提供するポイントサービスです。クレジットカードの決済に応じてポイントがもらえ、景品や他社ポイント(マイルもあり)に交換できるサービスです。AMEXのメンバーシップリワードやJCBのOki Dokiポイントプログラムなどと同様のもの三井住友カード版と考えればわかりやすいと思います。
ポイントの有効期限はカードのグレードにより異なり、プラチナカードはポイント獲得月から4年、ゴールドカードは3年、それ以外のカードが2年となります。

通常ポイント

カード決済1,000円(消費税等を含む)ごとに1ポイント付与されます。1ポイントはプラチナカード15マイル、ゴールドカード・マイル移行手数料を支払っている一般カード(ワイドカード・交通系カード含む)は10マイル、一般カードは5マイルに交換できます。

ボーナスポイント

以下に書きますが、ある条件を満たした場合に通常ポイントと同数のボーナスポイントが付与されます。
ただしマイルへの交換は同条件ではなく全グレードともに1ポイント=0.3マイルで交換されます。
(ボーナスポイントを1ポイント4.455マイルに交換する方法はまた別記事にまとめます)

ボーナスポイント獲得の条件。

では、ボーナスポイントを獲得する条件を見ていきます。

マイ・ペイすリボの登録。

以前の記事に書いた通り、カード申込み時に申し込めますし、後からでもVpassにログインして申し込む事ができます。

リボ払い手数料が発生する事。

ここが最大のキモです。
毎月のリボ払いの設定を平均的な毎月のカード利用額を大きく上回るような額に設定しておけば事実上1回払いなので安心なのですが、ボーナスポイントを獲得するためには前月にある一定額以上を残しリボ払い手数料をあえて発生させる必要があります。
ですが、

手数料(金利)発生の仕組み。

手数料を発生させると言うことは、毎月全額支払うのではなくある程度の金額を翌月に繰り越さなければなりません。では一体いくら残すとどれだけの金利を払わなければいけないのか?ここがややこしく分かりづらい事がリボを敬遠する最大の要因かもしれません。年率15%という恐怖だけが先行してしまうのです。
計算式に表すと
金利A(前月支払後の残高×15.0%×X日÷一年の日数)+金利B(当月支払後の残高×15.0%×Y日÷一年の日数)=翌月支払金利
※X日とは前月締め日から当月支払日までの日数
※Y日とは当月支払日から当月締め日までの日数
※一年の日数は通常365日、閏年は366日。
となりますが、これだけだと訳のわからない暗号です(少なくともオイラには)ので、具体例を挙げて説明します。
前提条件
1、締め日は15日締め・支払いは翌10日支払。
2、毎日1,000円利用してる。
3、ゴールドカード所有でマイ・ペイすリボは初期設定の10,000円のまま。

STEP1 最初の締め日(11/15)の時点で15,000円利用した。
STEP2 12/12の支払日(10日が土曜日の為)に10,000円支払う(この時点での残金は5,000円)
STEP3 前回締め日翌日(11/16)から12/15の締め日までで新たに30,000円利用した。
STEP4 12/26頃にweb明細が送付される。STEP2の残金5,000円+新規利用分30,000円=35,000円+金利B(STEP2の残金×15.0%×3日÷366)6円が請求される。
STEP5 2017年1月10日、STEP4で確定した金額のうち10,000円と6円(金利については必ず翌月支払います)を支払い、残額が25,000円になる。
STEP6 12月16日から1月15日までで新たに31,000円利用した。
STEP7 1/26頃にweb明細が送付される。STEP5の残金25,000円+新規利用分31,000円=56,000円+金利A(STEP2の残高5,000円×15.0%×26日÷366)53.278円+金利B(STEP5の残金25,000円×15.0%×5日÷366)51.229円が請求される。金利の合計は104円です。
以降STEP6と7繰り返します。
こんな事やってたら元金と金利がどんどん膨れ上がってカード破産真っしぐらなのは一目瞭然です。
ですから、あえて残額を作ると言っても必要最小限だけにしなければいけません。無計画にしていては将来絶対に火の車になります。

最小限に手数料にするには。

上記と条件を同じとして最低限の金利を発生させるには
STEP1 最初の締め日(11/15)の時点で15,000円利用した。
STEP2 11月26日頃にweb明細が送られてくるので、その時点でVpassにログインし次回支払額の増額を申し込みます。増額は1,000円単位または全額ですから4,000円増額申請し12月12日に14,000円を支払います。(この時点での残金は1,000円)
STEP3 前回締め日翌日(11/16)から12/15の締め日までで新たに30,000円利用した。
STEP4 12/26頃にweb明細が送付される。STEP2の残金1,000円+新規利用分30,000円=31,000円+金利B(STEP2の残金×15.0%×3日÷366)12円が請求される。この時点でVpassにログインし次回支払額の増額を申し込みます。20,000円増額し支払額は30,012円です。
STEP5 2017年1月10日、STEP4で確定した金額30,012円を支払い、残額が1,000円になる。
STEP6 12月16日から1月15日までで新たに31,000円利用した。
STEP7 1/26頃にweb明細が送付される。STEP5の残金1,000円+新規利用分31,000円=32,000円+金利A(STEP2の残高1,000円×15.0%×26日÷366)10.655円+金利B(STEP5の残金1,000円×15.0%×5日÷366)2.049円が請求される。金利の合計は12円です。

こうして毎月最小限の金利(1円以上)が発生するように毎月増額を申請し残額をコントロールしていく必要があります。そうすれば上記のように残額・金利が毎月のように膨れ上がることなく1円〜15円程度のコストでボーナスポイントを獲得できるのです。初回の請求時に最悪の条件が重なった場合最大34円程度です。

金利を計算する上で、締め日に変化はなく支払日が変化(支払日が土日等金融機関の非営業日の場合は翌営業日になるから)することと、月の日数が変化することが非常に重要です。
これにより先ほどの金利A/Bの各日数に変化が生じます。
現実的にいつどうなるかはなんとも言えないのですが、X日は最低23日最大29日、Y日は最低2日最大5日が理論上ありえる最大の変化です。

あえて残すべき残額

これらを踏まえ初回の場合、最小(Yの日数が5日)で487円(閏年の場合488円)残し、最大(Yの日数が2日)で1,217円(閏年の場合1,220円)残すように増額すれば1円の金利を発生させることができます。
ただし、増額は1,000円単位ですので、利用額の下3桁が486円/1,216円(閏年488円/1,220円)になった場合はそれぞれ1,486円/2,215円(閏年1,487円/2,219円)残すことになります。
すなわち、初回請求時は以下のようになります。

Yの日数が5日で非閏年 487円〜1,486円
Yの日数が5日で閏年 488円〜1,487円
Yの日数が2日で非閏年 1,217円〜2,216円
Yの日数が2日で閏年 1,220円〜2,219円

2回目以降

Xの日数が29日で非閏年 84円〜1,083円
Xの日数が29日で閏年 85円〜1,084円
Xの日数が23日で非閏年 106円〜1,105円
Xの日数が23日で閏年 107円〜1,106円

支払わなければならない金利は最低1円、最悪の組み合わせでも13円となります。(2回目に限り26〜27円になる場合があります)

得られる利益

仮にオイラの場合、月に10万円決済ですから、リボにビビって毎月全額返済すると通常ポイント100ポイント(1,000マイル相当)しかもらえませんが、せいぜい10円程度のコストで通常ポイント100ポイント(1,000マイル相当)の他にボーナスポイント100ポイント(300マイル〜445マイル相当)、さらに年会費の割引4,500円/年される事も忘れるべきではありません。

こんなややこしい計算なんかしてられない?

1円とか10円とか、その程度の額をシビアにギリギリを狙わなくていいよって方は、「2回目以降は毎月107円以上残す」と覚えておけば大丈夫です。運が良ければ次回手数料は1円、運が悪かったとしても10数円ですから。

注意すべき点

ここまで計算してきた前提は金利等の小数点以下の扱いを「切捨て」で計算してあります。特に「金利A」と金利B」それぞれに0.5以上の端数があった場合、合算して請求される金利が1円〜2円多くなる場合が考えられますので注意して下さい。確証が取れ次第追記したいと思います。

敢えてリボの金利を発生させるのはボーナスポイントを頂戴する為だけの手段です。手数料はあくまでも金利ですから過剰に残すことは非常に危険ですしポイントの観点からは全く無意味です。
ボーナスポイントの量は利用額に比例するのであって手数料額は関係ありません。1円以上の手数料さえ発生していればボーナスポイントは貰えます。
毎月の増額申請が1,000円単価である都合上、毎月必ず1円にする事は出来ません(カード利用額を緻密にコントロール出来れば可能ですが)が、ボーナスポイントを得る為のコストとしては必要最小限にするのが望ましいです。
必要以上に残額を作るのは各個人の事情があるかも知れないので絶対にダメとは言いませんが「ご利用は計画的に」です。
そもそもクレジットカード利用自体「計画的に」ですよね。

結論

一般カードでの最低支払額は5,000円に設定されています。5,000円(+金利発生に必要な額)の利用で得られるボーナスポイントは5ポイントですから、15〜22.275マイル相当を1〜13円程度の費用で得られる計算です。ゴールドカードの場合は最低支払額10,000円ですからボーナスポイントは10ポイント(30〜44.55マイル相当)を、同じく1〜13円程度の費用で得られる計算です。
月の利用額5,000円未満(ゴールドカードの場合10,000円未満)という方はそもそも金利を発生させられませんが、リボの最低支払額を上回る利用であれば、やらない理由が見当たりません。
マイルの価値(こちらの記事で考察してます)は最低で1.7円と考えられるので、1〜13円の費用(と毎月臨時増額する手間)でカード利用10,000円当たり51〜75円になると考える事が出来ます。
すなわち、カード利用100,000円なら1〜13円が510円〜756円、1,000,000円利用なら1〜13円が5,100円〜7,573円になるんです。
ねっ、やらない理由は見つかりませんよね?(ご利用は計画的に)
※当ブログではボーナスポイントを獲得しそびれたり予定より金利が発生したとしても一切の責任を負いません。計算せずに確実にボーナスポイントを獲得したいなら計算より若干多めに残し、無駄な金利は1円足りとも払わないと心に決めているならご自身で調べ厳密に計算していただくようお願いします。