自由人の空旅 マイルと共に

ANAマイルとか、特典航空券とか、SFC(スーパーフライヤーズカード)とか?…そして自由な旅を。

もはやPP単価10円は過去の話? 2017年SFC修行の情勢とは

2016年修行組またはそれ以前の修行組の方々のブログを拝見していると、PP単価10円を目安に活動された方が多いようです。中にはPP単価8円以下のプランを紹介している方もチラホラいて、2016年修行に関してはPP単価8円〜10円がおそらくスタンダードだったのでしょう。
2015年以前は「海外乗継割引スペシャル」なる運賃形態が存在し激安で大量のPPを荒稼ぎした時代もありましたが改悪の憂き目に。
「規約の盲点・歪みを発見する者」と「その穴を塞ぐルール策定側」という構図は、航空会社に限った話ではなく、いつの時代もどの分野にも延々と存在するのです。
さて、2017年のSFC修行のスタンダードはどう変化するのでしょう。

2016年に起こった出来事

AMEX ゴールド祭り

今年の夏、AMEX新規加入で高額ポイント還元案件が登場しました。残念ながらオイラはこの祭りの波には乗れませんでした。ちょうどソラチカカードやワイドゴールドカードの発行時期に近く、陸マイル活動初心者のオイラは「万が一クレジットのヒストリーに否決という傷を与えてしまった場合、今後の陸マイル活動にとても大きな障害になる」と考え、見送りを決めてしまったのです。というか完全にビビったとも言います。
ですが実際にこの祭りの波に乗った人達の中には規約の盲点を隅々まで突き「公共料金等一件当たり2,000マイル」というキャンペーンを撃破。国際電話やU-NEXTのPPVなど一件数十円から数百円で2,000マイルを荒稼ぎし数10万マイルを獲得するツワモノまで登場。AMEXサイドは想定していなかったのか、突如「上限60,000マイル」という制限を追加。終いには「10,000ポイントあげるから終わりにしてね」と、キャンペーンを強制終了させました。
こうして、賛否両論の中「ひと夏の思い出」と化したアメックスゴールド祭りでしたが、後に残ったのは「大量にマイルを獲得し、それを原資に2017年SFC修行を狙う修行僧予備軍」が大量発生していると考えられます。

謎の運賃形態 旅割Xの登場

10月27日、ANAから新しい運賃形態「旅割X」なるものを発表しました。
マイル活動をしている人達は「マイル積算率は?」「PP単価は?」と色めき立ちましたが、結果は残念極まりないものでした。
以前から「旅割75タイムセール」というのが存在し、オフシーズンに東京ー沖縄9,000円前後というものが存在していました。これはあくまでも「通常の旅割」でしたからマイル積算は75%でしたので、PP単価も6円台を叩き出すなどtPP単価重視の修行僧に重宝されていました。
ですが、ですがですよ。今回の旅割X、マイル積算率50%なんです。これではPP単価重視の修行には使いにくい代物です。
2017年も旅割タイムセールは存続しそうな様相ですが、「旅割75の値下げ」ではなく「旅割Xによる低価格運賃」として実施されるのだとオイラは想像してます。
修行として考えた場合、来年は旅割タイムセールは期待薄です。

sfc修行関連ブログと修行僧予備軍の異常増殖

先ほどのAMEXゴールド祭りの後遺症で大量マイルを得た人達が次に考える事、それは使い道です。当然ですね。
で、ネットで「ANA マイル」と検索してみて下さい。本家であるANAをさておいて上位検索されるある個人ブログがあります。
陸マイルの世界で知らない人はいない、生きた伝説ブログ
kowagari.hateblo.jp
これオイラ3月に出会いまして、数日かけてほぼ全ての記事を読破(数日は徹夜までしました)したんですが、しっかり噛み砕いたわかりやすい、かつ専門的な部分にまで鋭く切り込んだ豊富なコンテンツが満載なんです。そしてこのブログの主テラヤマアニさん、我々のような初心者陸マイラーを指南する記事を連発しながらご自身も(しかもかなりインパクトのある)修行を楽しまれている(これ重要)陸マイラー界の現人神です。
祭りの後(後の祭りじゃないですよ)に大量マイルを手にしてこのブログに出会った人を想像してみて下さい。
お解りですよね。こんな楽しそうなことを大して費用もかけずにやれてSFCという永年勲章も手に入れられる。で、備忘録を兼ねつつポイントサイト紹介を目論みブログ開設。これも自然の成り行きなのです。だって人間だもの。だって楽しそうなんだもの。

2016年定番ルートはいかに

大量の修行僧予備軍、旅割Xの登場、そして昨今は効率のいい修行ルートが先輩陸マイラーの方々が発券してはブログにアップしてくれるお陰で、初心者陸マイラーでも良いルートを簡単に知ることができます。これらの状況がこれまでの定番ルートを難しくしている間接要因かも知れません。

国内修行の定番 東京ー沖縄 プレ旅28 単純往復

このルート、搭乗回数・搭乗時の快適性・PP単価の観点から人気のルートです。
しかし、2017年修行を目論む人達?が殺到し予約開始10秒で「満席」になったと報告しているブログもチラホラ。この記事を書いている時点でも、販売開始された日の便は全て満席です。

国内修行 三角飛び/V字飛行

上記の単純往復を応用し、国内線最長路線をプレミアムクラスで楽しむという魅力を加えた、一撃大量マイル獲得ルートとして人気の「東京ー沖縄ー札幌ー東京」または「東京ー沖縄ー札幌ー沖縄ー東京」。単純往復に対し宿泊を伴う可能性が高まり(V字飛行は必須)、若干敷居が高いとも思えたのですが、同様の理由でしょうか、東京ー沖縄間のみならず元々プレミアムの座席数が少ない沖縄ー札幌間も全滅です。

海外修行の定番 SINタッチ

これはまだ行けます。本日ANAトップページに「シンガポール・プレエコ99,000円〜」と出てました。プレエコはマイル積算率100%と効率が良いので狙い目です。国内線プレミアムクラスよりは劣りそうですがエコノミーよりは快適に修行をこなせるハズ。
ザッと3月までのスケジュールで5日間休みを取ることが可能なら(土日休みでしたら有給休暇を3日付ける)石垣ー東京ーシンガポール(プレエコ)+前後に東京ー石垣往復を旅割(普通席)を合わせれば一撃20,000PP前後を余裕のPP単価、6円台で行う事ができます。

エアチャイナ ビジネス併用修行

これも今年流行しましたね。50,000PPの内25,000PPはANA以外のスターアライアンス便でもOKというルールを最大限活用した技です。エアチャイナビジネスで北京経由メルボルン往復でドッサリとマイルを獲得出来て(それでいて25,000PPは超えない)ビジネスとは思えない安さが魅力の修行ルート。
ですがここにきて修行失敗という衝撃的な記事が現れました。
superflyerscard.blogspot.jp
エアチャイナは定時運航率がほぼワーストだと先輩方も警鐘を鳴らしてはいたのですが、このようなお粗末な対応をされるとなると後味が悪いですよね。
修行なんだし少しくらいのハプニングは大歓迎派と、会社休めないのにトラブルは勘弁派に分かれそうです。
今後もこの手のトラブルの報告が何度も登場すると下火になりそうですが、それでもビジネスで考えられないPP単価ですからコアな人気は不変かも知れません。

2016年、一世を風靡した旅作プレエコSINタッチは3月まで?

これは突如として現れた、狂ったような料金設定で大人気の修行プランですが、現時点で解る範囲では3月まででないと旨味が有りません。どういう訳か4月以降はドンっと料金が高騰しますので、修行プランとしては過去の物になってしまいそうです。
ただし、日程が近ずいて空席率が高い場合などに激安運賃が現れるようですので、時期が進んで4月が近くなった時にまた料金が激安になる可能性は秘めています。航空運賃は水モノです。コマメなチェックが肝要です。

2017年のトレンドは

国内修行 成田空港利用プレ旅28で驚愕のPP単価

修行僧予備軍が大量にいると仮説を立てた場合、どのルートでも争奪戦の様相を呈してくるんですが、羽田空港に比べ都心部からのアクセスが悪い成田空港です。東京ー沖縄ほどの激戦区にならないかも知れません。そしてこれらルート、プレミアムクラスでのPP単価がとんでもなく安い代物です。ちょっと位不便でもこの単価ならと2017年は一躍人気路線になるかも知れません。
アクセス以外の難点は選択肢・便数が少ない事です。都心部在住で成田ー沖縄を1往復しようと思ったら宿泊必須です。

クアラルンプール発券の衝撃

これPP単価6円台前半から下手をすると5円台後半です。
あまり休めない人はほぼ土日(ただし何週も連続で)だけで50,000PPにリーチをかけることができたりします。その場合の難点はクアラルンプール滞在時間が数時間でそれを何週も連続する勇気が必要な事でしょうか。イミグレでなんかあっても問題なくクリア出来るって方には強くオススメします。

まとめ

国内線は超激戦区か

AMEX祭りに起因する修行僧予備軍の大量発生が国内線プレミアム旅割28を激戦区にしてしまった感があります。旅割Xの登場もタイムセールを狙っている層がプレミアムクラスに流れる事も考えられるのでそれに輪を掛けているでしょう。

東南アジア路線が2017年修行の本命か(オイラ予想)

海外は、国内線よりも日程的に敷居が高いせいもあるでしょうから、2017年も健在のように思います。大量マイルを持っていても休暇を取得出来なければ日帰りか一泊が限界です。逆にその辺りに自由の効く方は国際線を狙うべきかも知れませんね。
偉大な先人の方々が日々新しい高効率ルートを発掘されています。それらも期待できます。

上記各ルートは今後の記事で詳細を書いていきますが、出来るだけ机上の空論にならないよう、最安値での理論上PP単価ではなく、「この日このルートならPP単価は幾らです」と具体性を持たせた記事にしたいと思います。